安斉重夫・鉄の彫刻展
元旦早々、驚くばかりの映像に飲み込まれ、暗澹たる思いに包まれました。明るい陽射しが降り注いでいましたのに…。 しかしいつの時代でも、記憶は時と共に薄れいくものでしょう。忘れてはいけない記録であるのはもちろんですが、それが慰めに変貌していくことも事実です。心のなかに潜む折れない萌芽を、大切に愛しみましょう。アートには、私たちの五感をゆったりと解きほぐす不思議な力が内蔵されています。それを皆さまにお届けできるよう、今年も鋭意努力してまいります。